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Roundsville「Love Delight」の感想

2009.08.23 | Posted in 音楽

メモとしてまずは略歴を。

MCのLOOTHとトラックメーカーのJUGGからなる二人組。 2007年に12インチアナログ「Quality」を発売。国内はもちろんの事、デビュー作品でありながらイギリスやフランスなどヨーロッパでの反響を呼び、わずか2週間で完売となる。 また2008年11月にトイズファクトリーから発売のコンピレーションアルバム「DEEPEN」に参加。他の参加アーティストは、DJ YAS,高木完,Shin-Ski,grooveman Spot a.k.a. DJ Kou-ji,Azzurro,など現在のHip-Hopシーンを引っ張っているアーティストばかり。



なるほどなるほど。

Roundsville「Love Delight」 2009.06.03 Roundsville「Love Delight」

トラック面からのアプローチをすれば、購入前から期待していた通りの内容。DJ Deckstreamが好きな自分にとって、JUGGのこのトラックは垂涎もの。但し、作品全体を通して聴くとやや食傷気味になる。それは、Nujabesやnomak、勿論DJ Deckstreamもだけれど、彼らの作品を一通り聴き終えた時に抱く感情と似ている。つまり何が言いたいかというと、作品に緩急が少ないという点。

また、本作品に緩急が少ないと感じてしまった原因の一つとして、LOOTHのフローと滑舌にある。このLOOTHというMCはバイリンガルなのだろうか。というのはフローがまさにそれで、確かに日本語のラップではあるのだけれど、しっかりと聴かなければ日本語として頭に入ってこない。日本語ラップの面白みとして、「選択された言葉」を直感的に楽しむ事ができるという点が大きく(BGMとして流している場合においても)、それができない今作品ではトラックにばかり焦点が合ってしまう。JUGGの作るトラックは確かに好みではあるけれど、色合いの幅は狭い。それが13曲続くとどうしても食傷気味となる。

PVとして公開されているM-3「River」を聴き直してみると、上記の点を事前に判断する事が出来たはず。但し、期待していた内容は、メロウなトラックに乗る日本語でのラップ(ここでは「直感的に頭に入れる事が出来る日本語やフローでのラップ」という意味)。この視点に立ってみれば期待外れ。そうでなければ、Nujabesやnomak等に感じる印象、つまりは、BGMとしては重宝しそう、という感想。



最後に、帯に記載された文章に溜め息。

70's-80's世代に送るJAPANESE HIPHOPの新たな形。今欲しいモノ、今買うべきモノ。Jazz, Soul, Blues, Bossa Nova, Latin etc... 様々な音楽をベースにアートに近い芸術性を兼ね備えたビート、日本人離れしたフロウと"言葉"選びのセンスから共感の出来る不思議な世界を作り出すMC。今迄、洋楽HIPHOPしか聴かなかった諸氏にこそ、お薦めしたい、人種・国境を越えたボーダレス・グルーヴ!



この文章が、「普段、洋楽HIPHOPのみを聴くリスナーに対し、「日本語ラップも面白いよ。」と入り口にしてもらう。」という意図を含むのであれば、「JAPANESE HIPHOPの新たな形」の要素のうちの一つとして提示されている「日本人離れしたフロウ」という表現で台無し。もし、前述した意図を含んでいないのであれば、最後のくだりはどうか見なかった事に。

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