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SMITH-CN「yumenokakera ~PIECE OF DREAM~」の感想

2010.01.01 | Posted in 音楽

SEEDAのフルサポートを受けた、ESSENCIALのメンバSMITH-CNによる1stソロアルバム。特典CD-R「未発表音源 feat. SEEDA」付き。

SMITH-CN「yumenokakera ~PIECE OF DREAM~」 2009.12.23 SMITH-CN「yumenokakera ~PIECE OF DREAM~」

帯に記載されたI-DeAの「オリジナリティという言葉はSMITH-CNのためにある。」という文を見て、大風呂敷広げすぎだろうと試聴機に手を伸ばしてみると、なるほど、確かにオリジナルなフローだ。とは言いつつも、M-2「Nice Dream」を最初に聴いたとき、SMITH-CNとBACH LOGICの名前をシャウトするイントロ部分はSEEDAが担っているのかと思った。聴いていくうちに、SMITH-CNのラップはSEEDAよりもねっとりと喉に絡み付いてくる程のフローを持っていることがわかり、どのようなトラックでもSMITH-CNのラップが乗せられるとそれだけでグルーヴが生まれている事に気が付く。

M-2「Skit」では、北野武の映画「キッズ・リターン」の一幕が挿入され、M-3「Kids' Return」に繋がれる。本曲では、SMITH-CNがラップをするきっかけから現在までの事が描かれ、小さい頃に想像していた場所にいるのかどうかを自問自答する。これらの内容だけであればよくあるテーマの曲だと思うのだけれど、「キッズ・リターン」と掛けられているところがウィットに富んでるなあと思う。曲の終わりにも映画の最後の場面が挿入される。

シンジ「あんちゃん。俺達もう終わっちゃったのかな。」
マサル「バカヤロウ。まだ始まっちゃいねえよ。」



M-3では自問自答しているかと思えば、M-7「NARIAGARI」ではタイトルの通り、茨城のクソガキが今ではステージに立っているというまさに成り上がりが描かれ、「ろくでなしが売れっ子ラッパー」、「一文無しが高級革ジャン」と放つ。それでも「忘れねえよ母ちゃんの味は」とも。M-9「Hanakin ~FLYFRIDAY~」はタイトルに持っていかれる。

本作品、M-10までは比較的ダークなトラックが続く。SMITH-CNのねっとりラップもあってか、その印象は非常に強い。M-11以降ではその流れが変わって、トラックがやや爽やかなものに遷移。M-12「I Miss You」ではそれがピークとなり、フックで歌ってしまう気前の良さ。M-10までは本当に喉に絡み付いてきてやや疲れ気味だったため、最後のこの開放感は非常に心地が良い。そしてこの流れは、特典CD-Rの「未発表音源」まで続く。因みに本作で最も好きな曲がこの未発表音源だ。この曲こそが、本作品の核なのではなかろうかという歌詞。

全国で拾う夢の欠片 見た事ない世界でFLY
走り出した列車は止まんねえ 夢を乗せて走ってるTRAIN
平日はREC 週末はLIVE でたまの休みは彼女とデート
今より幸せって考えてる余裕があるならかませよ1バース



そして、仲間の現況もラップし、自分以外の夢の欠片も本曲に乗せる。トラック自体も優しさに包まれている。アルバムの最後として聴けば、M-11以降の開放感に更なる開放感を与えてくれる。

本作品を聴き始めたとき、NORIKIYO「OUTLET BLUES」を聴いた時のように心が躍った。なんだか良さそうな雰囲気がプンプン匂うような、そんな。聴き終えてみればなかなかの良作だ。但し、やっぱりSMITH-CNのラップはねっとりとしていて、歌詞に注目して聴けば非常に疲れる。従って、今後はさらりと聴く事になりそうだ。



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