
デザインに惚れて購入しているのにも関わらず、その美しさを保つためにケースを付けてそのデザインが失われる。この本末転倒具合は、方々で散々言われている。スティーブ・ジョブズは「僕は傷の付いた金属だって美しいと思うけどね。」と言い、ケースが装着されたApple製品を見ると凄く嫌そうな顔をするとの記事を見かけた。
但し、自分は傷の付いた金属を美しいとは思わないのでケースを装着する。スティーブ・ジョブズを妄信することを目的とはしていないのでケースを付ける。このお話は、幾つかある目的に対する優先度の付け方が個人によって違うから発生する。前記にて「失われる」と表現したのは、ケースを付けたほうが全体としてのデザイン性が向上するという考え方もでき、Apple製品としてのデザインが失われるということだけが事実であって、全体のデザイン性が損なわれるか否かは個々の美的感覚に依存し一意に決まらないから。
こんな前置きをして自分を正当化しようと躍起になっているあたり、本末転倒具合に対するいくばくかの後ろめたさがあるのだなとは思うけれど。
白羽の矢が立ったのはこの「iWood Cobra for iPhone 3G and 3GS Wenge/maple」。紆余曲折があっていろいろと試したけれど、最終的にはこれにおさまるだろうと。高かったけど、ついにやったった。買ったった。