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NOBODY KNOWS「NOBODY KNOWS 3」の感想

2009.11.22 | Posted in 音楽

メジャーデビューとなる3rd EP。

NOBODY KNOWS「NOBODY KNOWS 3」 2003.02.19 NOBODY KNOWS「NOBODY KNOWS 3」

NOBODY KNOWS名義の作品は、現nobodyknows+の作品を振り返ってみても郡を抜いて格好良いし、本当に何度も聴いた。そのNOBODY KNOWS名義のラストを締めくくるのが本作品の「NOBODY KNOWS 3」。

1st EP2nd EPは、相対的に見てソウル色が非常に強く、低音もありつつ緩いメロディが非常に印象強い。しかしこの3rd EPでは一転して、メロディの色合いが非常に強くなり、前作までにあったややノイズ混じりな低音が綺麗に出て(メジャーレーベルになった事に起因しているかは知らないけれど)、凄く聴き易いトラックとなっている。そしてこのメロディが叙情的で、ラップと相まって涙を誘う。ラップに関して言うと、g-ton、CRYSTAL BOYの前作までのゆったりとしたフローは排除され、力強さや鋭さが増している。

M-2「家々 ~撰ばれてあることの恍惚と不安とふたつ我にあり~」。4つ打ちのビートにのったメロディが心地良い。また、g-ton、CRYSTAL BOYの歌詞が、サブタイトルにある恍惚と不安を表しており、この対比が凄く面白い。

落ちてる双眼鏡 今日覗こう 向こうへ 惹かれる方へ行こうぜ
日々見つめ 石を投げ 意思みせ ひねくれて
開かないドア 開いてないのさ 目の前はRock on
入りたきゃknock knock!
瞬間 いつもの空間 広がる安堵(&)笑える時間


不思議なくらい臆病になってしまうような夜もある
内に秘めた目標に 届かずに不安色に染まる
いつしか進む道を間違い いつから嬉しくない明日に
自ら人と違う足並みで歩いて行くと決めた
華やかに見えた全ては 今や現実という悲劇で色付けられて
それすらも慣れて イマイチ冷めてハリもない



M-5「センチメンタルバス」。この曲は、本当に良い。g-ton、CRYSTAL BOYの他人同士の二人が持つそれぞれの物語。その二つの物語が、バスを中心とした空間の中で一瞬だけ交錯する時が訪れる。彼女と喧嘩し、自問自答しながらバスを待つg-ton。夢を叶えるために彼女と別れ、彼女からの手紙を読みながらバスに乗るCRYSTAL BOY。g-tonがバスの到着を待っていると遠くでバスのヘッドライトが。その瞬間、バスのヘッドライトが照らしたのは見慣れた泣き顔の彼女。g-tonは泣きながら抱き合う。一方、CRYSTAL BOYは、バスの中で彼女の手紙を読んでいると、バス停近くで自分達とよく似た二人が抱き合っているのを見かける。街灯はまるでスポットライトのよう。「大切にしてやれよ」とささやきながら、手紙に書かれた最後の一行「辛くなったら逢いにきて ずっと待ってるから迎えにきて」に、いつの日か戻ろうと心に誓う。

そして、本曲の前奏は約1分程あり最初は長いなあと感じるものの、そこからそっと始まるg-tonのラップから最後までを聴くと、前奏の1分は、上記物語が起こる前の空白の時間を、聴いている人が自身で埋める事の出来る余白部分となって非常に良い味付けだ。

歌詞はこちら:NOBODY KNOWS「センチメンタルバス」
(歌詞に埋められたその他の仕掛けも凄く良い。)

DJ MITSUのライナーノーツによると、本作品は売れなかったらしいけれど、その他の曲を含めてトータル的に見ても本当に名作だと思う。

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