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Various Artists「神髄 ~B of the Essence~」の感想

2009.11.18 | Posted in 音楽

B-BOY PARK MC BATTLE上位入賞者を中心とした作品。2002年リリース。

Various Artists「神髄 ~B of the Essence~」 2002.08.10 Various Artists「神髄 ~B of the Essence~」

2002年リリース、且つ、MC BATTLE上位入賞者。今になってみれば、この2種類のキーワードを目にしただけでも、本作品に込められている一つの要素は容易に想像が可能だ。それは韻。1999年から2001年のB-BOY PARK MC BATTLEで3連覇を成し遂げたKREVA。KREVAの文末で着実に韻を踏んでいくスタイルは、KREVAスタイルと呼ばれて多くのフォロワーを生み出した。その真っ直中で発売された今作品に参加しているMCは揃いも揃って韻踏み屋ばかりで、MIC BANK、MOTOY、HIBIKI、CIPHER BREAKA、ICE BAHN、YOUTHの面々。

本作品の印象は、最初に聴いた時から今まで一貫している。それはこの上無い程のB級感。トラックは全体を見渡してみても凄くチープな上、各MCのラップだって決して洗練されているとは言い難い。但し、ラップのポテンシャルは相当なものだ。各MCの初音源を収録した作品ということもあるのだろうけれど、聴いている人の耳にねじ込んでやろうという前のめりな熱量がこの作品には込められている。

このように感じてしまう要因としては、やはり韻を切り離す事が出来ない。中でも、本作品の頃からICE BAHNによる執拗な韻は健在で、FORK MASTER(現FORK)のライン、「韻を踏むなんて基本中の基本ですとマイク片手に日本中飲み込んでく」に、本スタイルに対する考えが集約されていると言って良いほどのパンチライン。ICE BAHNの面々のラップは、これらの韻に加え、息巻いたフローで、聴いているこちらが疲れてしまう程の熱量だ。

一方、HIBIKIのようなあっさりとしたスムースなラップを披露するMCもいる。但し、そのフローで吐き出される韻の量は膨大で、特にM-4「HANABI」のような半小節毎に韻を詰め込んで矢継ぎ早に踏んでいくスタイルは、これだけの面子の中でも凄く巧い。最初に洗練されていないと書いたけれど、HIBIKIに限って言えばそのような事は無いとも感じる。

YOUTHによる、「地方B-BOY行進曲~第二章~」は、未だにYOUTHの曲の中でも最も格好良いと言って良い程の出来で、「O.K.A.YAMA(オーケーエーヤマ)」という間抜けな読み方で岡山代表を謳いつつも、岡山という土地を全国へ知らしめた功労者であることは間違いないのでは。

MOTOYの舌がもつれそうでもつれない危なっかしいフローも今作では堪能できるし、MIC BANKの綺麗に毎小節で踏むスタイルは、今作品ではやや影を潜めるもののなかなか良い。但し、KIN DA SHER ROCK率いるCIPHER BREAKAの曲は、トラックのボトムが軽く、ラップ自体もなかなかの酷い出来。但し、この頃からKIN DA SHER ROCKのややポップよりな雰囲気は十分滲み出ている。

本作品に参加しているMCは現在でも活躍しており、今一番楽しみなのは最近活動を再開したHIBIKIの作品。YouTubeで公開された「あなたとは違うんです2008」は、単純にトピックを埋め込んでいるだけという見方も出来てしまうけれど、それを差し引いても凄く格好良い。早いところ作品をリリースしていただきたい。

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