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KEN THE 390「FANTASTIC WORLD」の感想

2009.10.31 | Posted in 音楽

エイベックスのrhythm zoneから発売したKEN THE 390のミニアルバムを今更ながら。

KEN THE 390「FANTASTIC WORLD」 2008.10.08 KEN THE 390「FANTASTIC WORLD」

先行して公開された「FANTASTIC WORLD」を聴きながらまだかまだかと思いながら待っていた。アルバムのタイトルにもなっているこの曲、小綺麗にまとまった曲だなあと感じていた。これが後にMummy-Dによるトラックだと知り、何だか妙に納得したことを覚えている。ジャケットも綺麗な感じ。



今作品を手に取る前に恐れていた事が一点。それは、太郎 & KEN THE 390名義のアルバム「FLYING SOUND TRACK」に起因する。2MC名義のこのアルバムは、今作品と同様にMummy-Dによるトラックである「Grand Closing」を先行して公開していた。勿論この曲は格好良くて、アルバムを期待して待っていたのだけれど、蓋を開けてみれば、「Grand Closing」を除く楽曲群が霞んでいる霞んでいる。がっかり感がこの上なかったのだ。今回も状況は同じくMummy-Dによる曲が先行していたために、もしやと懸念していたのだけれど、これは杞憂もいいところだった。今作品は、ミニアルバムというコンパクトさもあり、タイトで非常に綺麗にまとまった良作だと感じる。

M-4「シューティングスター」は、RomancrewからALI-KICKがプロデュース。ALI-KICKのトラックは静かめなイメージがあったのだけれど、この曲は凄く派手でエレキギターのような音使いが印象的だ。本曲が間違いなく今作品の要。

M-5「届かないWORD」は、以下の歌詞が頭に残る。今後使えそうな言葉として、引き出しに入れておこうと思う。

タラッタッタタラ 軽すぎる言葉はきっと風で消えちゃうし
タラッタッタタラ 重すぎる言葉じゃ逆に君まで届かない



M-6「新雪(Virgin snow)」は、イントロが一昔前のドラマにでもありそうなメロディ。但し、これが新雪というタイトルにぴったりとはまっている。この一昔前のドラマというところがポイントで、当時の恥ずかし気もなく繰り広げられる言葉の数々が舞っているあの雰囲気がこのメロディと見事にはまっている。

M-7「FLOW」は、フックの重ね録りが重圧感を出していてその迫力に圧倒される。トラックはALI-KICKで、電子音が非常に良い味。

KEN THE 390のラップに焦点をあてると、M-1やM-5のような着飾ったフローもありながら、M-2やM-3では比較的自然体に近いようなラップもあり、コンパクトな作品の中でも意外と幅広くKEN THE 390を楽しむ事が出来た。

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