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ポチョムキン「ヒトリズモウ」の感想

2009.09.28 | Posted in 音楽

1MCの作品をMIX CDでリリースする形態の面白さというのはあって、さくさく聴けるお手軽感が非常に好み。特に、今作のように短い間隔で矢継ぎ早に繋がれるほうがよりその傾向にある。(全50曲で殆どが1分前後の収録)それは、好みから外れる曲であった場合でも、少しの辛抱をすればすぐに次の曲へ移るからだ。それでいてピンとくる曲があればフルで聴きたくなってしまって収録作品を手に取るに至る。従って、MIX CDのポテンシャルは相当なものだという説。

ポチョムキン「ヒトリズモウ」 2009.09.16 ポチョムキン「ヒトリズモウ」

ポチョムキンのラップはぶれがなく、聴いていて安心する程に格好良い。とは思っているのだけれど、一通り聴いてみて自分がこれほどまでにポチョムキンというラッパーを避けて通っていたのかが浮き彫りになるほど、殆どの曲を知らなかった。因みに、今作品はタイトルに「ヒトリズモウ」とある通り、殆どの曲は、ポチョムキンのバースのみが収録されている。

DOSMOCCOSの作品で感じた事は、胃もたれ感が凄かったという事。それは、ラップが上手い故に感じた事でもある。今作品にもその胃もたれ感を期待していたのだけれど、これが思いのほかあっさりしていた。それは、ラップがどうこうという話ではなく、単純にトラックの多様性から感じたものだろうと思う。MIX CDの良さはここにもある。一つのアルバムを目標に作られた楽曲郡とは違い、テーマやコンセプトが異なる様々な作品に散りばめられた楽曲を寄せて集め、このとっちらかった楽曲群が繋がれていく様が飽きなく聴かせる要因の一つになっている。

中でも気になった曲は色物感満点な、M-22「山岸先輩の, さくらんぼ狩り」だ。歌詞はこちら。因に本曲は、iTunes Storeですぐに購入した。歌詞は置いておいて、何と言ってもフックにおけるバックコーラスの抜け具合が凄く良い。M-44「真昼のテーマ」は、上記とは違い、純粋にメロディアスなトラックが格好良い。ポチョムキンのラップと見事にはまっている。まあ、はまっているという点においては、どんなトラックとも一体となっているため、敢えて特筆すべき点ではないけれど。

今作品、自分のように、ポチョムキンのラップを日頃格好良いなあと思いつつも、作品をあまり手にした事がない人には非常にお薦めだ。ポチョムキン濃度がこれほどまでに高くても、決して嫌にならずに聴く事ができると言う点が、やはりポチョムキンのラップが上手いが故なのだろうと思う。非常に満足。

M-1で水前寺清子が参加していたので、調べてみたら同じ熊本出身なんだ。くりぃむしちゅー(熊本出身)も餓鬼レンジャーの作品で参加していたりして、この一体感も面白い。

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