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Ganxta Cue「The Lyricist」の感想

2009.09.21 | Posted in 音楽

PHOBIA OF THUGのMC、Ganxta Cueの2ndアルバム。

Ganxta Cue「The Lyricist」 2008.09.17 Ganxta Cue「The Lyricist」

Ganxta Cueと言えばPHOBIA OF THUGだったりPOUNDだったりで、妙なねちっこさがある声質とフローが凄く格好良いと思っていたのだけれど、いつからかそのねちっこさが取れてしまい、咆哮するラップだけが残ってしまった。また、Ganxta Cueは、決して滑舌が良いとは言えず、ねちっこさが取れたあとは、それが如実に浮き彫りとなっている。

まず、咆哮するラップに関して言えば、完全に嫌いな部類、且つ、格好悪い。咆哮ということからもフローに抑揚が出難く一本調子のように聴こえて、聴いていて疲れてくるというのが最も大きい原因だ。Ganxta Cueが好きだったのは、妙なねちっこさと、当時の怪しいトラック(「Click Da Trigger」が良い例)が相まって非常に良い具合だったからだ。因みに、この格好悪さは何かでも感じたなあと思い返してみると、ANARCHYのラップに感じたそれと似ている。

つまるところ、自分はこのようなスタイルのラップが嫌いなわけだけれど、今作品ではそれを改めて実感させてくれた。但し、トラック群は非常に好みのものが多かった。本作品のトラック郡は、決して前述した「怪しさ」を持っているわけではないけれど、そのどれもが派手で、それぞれが持つメロディが凄く良い。これらがGanxta Cueのラップを中和してくれているおかげで最後まで聴くことができたのだ。

M-1「The Lyricist」のトラックなんてかなり好みのトラックだ。トラックの軸となっているメロディにドラマがあるようで凄く良い。作品の先頭にこれが持ってこられたおかげで、完全に心を持って行かれた。M-2「Baby feat. HI-D」は、派手さの中にどこか弱さが垣間見える。M-4「ニュース feat. ARIA」の攻める勢いがあるトラックも良い。M-8「De-Ra Hood feat. Bull」のトラックも。M-9「阿呆 feat. 般若」も。M-12も。

逆に、M-7「レシピ ~何分間ラッピン~」は比較的シンプルなトラックなのだけれど、これが酷い。滑舌の悪さが出ていて、完全に舌がもつれている。

M-10「Slow & Eazy」では、ゆるいトラックにほのぼのした歌詞が見られる。ラップもやや歌い上げるようなフローを披露、今までのGanxta Cue像とは違った面が見えて面白いけれど、完全に色物。このスタイルがものに出来ているとは口が裂けても言えない。

最後に、タイトルは「The Lyricist」。大風呂敷を広げたなあと感じる。リリシストの定義は難しいところなので言い換えさせてもらうと、歌詞に吸い込まれる程の魅力があったかと言えば、ノー。つまりは、大風呂敷を広げたということで。

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