OJIBAH「THE FIRST CAUSE」の感想
2010.08.29 | Posted in 音楽
ZAKAIでアルバム未収録のCD-Rが特典として付いて売っていたのを何度も目にしつつも、買うことを先延ばしにした結果、在庫無しとなってしまったが故、仕方が無くAmazonで購入。なんつーこった。
2010.05.19 OJIBAH「THE FIRST CAUSE」
SD JUNKSTAという個性的なMCの集団の中では、比較的オーソドックスなフローのOJIBAHという印象から一転、トラックのリズムから外れようが強い剛性を持っているとも言えるフローによって強引に引き戻す力を持つOJIBAHのラップは、聴いていてハラハラさせられなく、安定感があって凄く良い。
ただ、OJIBAHのラップが印象強すぎて、どうしても個々の曲に対する印象が抜けきらない。確かに、OHLDによるM-3「Distance」なんて戦慄的で格好良いし、BACH LOGICによるM-10「South Xide Chronicle」も攻撃的なメロディは好み。トラックに引っ張られて印象は多少左右するものの、最終的にはOJIBAHの強いラップに覆われて運ばれる。好みから外れるトラックでも、OJIBAHの強いラップに覆われ中身が隠されて運ばれる。同時期に聴いたhaiiro de rossi「SAME SAME BUT DIFFERENT」と異なるのは、haiiro de rossiのラップはトラックに乗っているのだけれど、前記した通りOJIBAHのラップはトラックを覆っていると感じた。それでも、好きで何度も聴いてるけれどね。
そんな中、最後のM-11「GOING」ではやや実験的なラップを見せる。トラックにもピアノが入り交じって、最後にフッと作品を昇華させようとしているのか。実験的と言ったのは、どうにもこのフローはOJIBAHが苦しそうな印象を持ったし、トラックもなんだか少し浮いてしまっていた気がした。ただ、作品全体の緩急という意味では、こういった曲がもっとあれば、個々の印象が抜ける気はした。贅沢なもので、一定水準以上なものでも安定した供給があると、不満が生まれてしまう。勝手だよね。

SD JUNKSTAという個性的なMCの集団の中では、比較的オーソドックスなフローのOJIBAHという印象から一転、トラックのリズムから外れようが強い剛性を持っているとも言えるフローによって強引に引き戻す力を持つOJIBAHのラップは、聴いていてハラハラさせられなく、安定感があって凄く良い。
ただ、OJIBAHのラップが印象強すぎて、どうしても個々の曲に対する印象が抜けきらない。確かに、OHLDによるM-3「Distance」なんて戦慄的で格好良いし、BACH LOGICによるM-10「South Xide Chronicle」も攻撃的なメロディは好み。トラックに引っ張られて印象は多少左右するものの、最終的にはOJIBAHの強いラップに覆われて運ばれる。好みから外れるトラックでも、OJIBAHの強いラップに覆われ中身が隠されて運ばれる。同時期に聴いたhaiiro de rossi「SAME SAME BUT DIFFERENT」と異なるのは、haiiro de rossiのラップはトラックに乗っているのだけれど、前記した通りOJIBAHのラップはトラックを覆っていると感じた。それでも、好きで何度も聴いてるけれどね。
そんな中、最後のM-11「GOING」ではやや実験的なラップを見せる。トラックにもピアノが入り交じって、最後にフッと作品を昇華させようとしているのか。実験的と言ったのは、どうにもこのフローはOJIBAHが苦しそうな印象を持ったし、トラックもなんだか少し浮いてしまっていた気がした。ただ、作品全体の緩急という意味では、こういった曲がもっとあれば、個々の印象が抜ける気はした。贅沢なもので、一定水準以上なものでも安定した供給があると、不満が生まれてしまう。勝手だよね。
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