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THE FLEX UNITE「F.L.E.X.」の感想

2010.03.07 | Posted in 音楽

大阪を中心に活動する、THE FLEX UNITEの1stアルバム。

THE FLEX UNITE「F.L.E.X.」 2010.01.20 THE FLEX UNITE「F.L.E.X.」

本作品における2MCの特徴は、DOBERMAN INCが持つそれとほぼ同じと言って差し支えない。つまり、音としてのラップ、聴こえの良さが重視されている。くレーベルコンピやSATUSSYのアルバムではもっとアクの強い印象だったのだけれど、本作ではさらっさら。あっさり塩ラーメン。全15曲、何名か客演として招いている中、好き嫌いは置いておくとして最も印象深いのが4WD。塩ラーメンに焼き肉のたれがぶち込まれていた。おかげで本曲はギットギト。

聴こえの良さについてはどうやら意識的なもののようで、Amebreakのインタビューを一読すれば凄く納得。「長く聴くことができるよう」という件について考えてみると、あっさり塩味だからこそ長く聴くことができるのであって、正直なところ肯定的に捉えることはできない。と言いつつも「同じ月を見ている」~「Outro」の流れは凄く好みな上に、ラップも決して嫌いでは無い。声質なんて特に。



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「くレーベルコンピ【其の五】」の感想

2009.06.21 | Posted in 音楽

出た。楽しみで仕方が無かった作品。

くレーベル 其の五 2009年発売 くレーベルコンピ【其の五】

基本的にKREVAのラップ、オートチューンを使った歌なんかはかなりの好物。だからこそ今作も、確かに客演陣への期待も大きかったのだけれど、KREVA自身のラップが最も楽しみだった。

だが、それは良い意味で裏切られた。KREVAが最も輝いていたのは、M-3「good boy, bad boy feat. SEEDA, KREVA」でのオートチューン使いのフック部分。歌詞カードに2分で書き上げたと書いてあったが、そうは思えない歌詞とそのメロディ。

いまさら もう遅いから
あきらめの境地 どこからどうみてみても全く届かない
good boy, good girl

仕方ない 似合わないから
あきらめの境地 結局 ハタからみればやっぱり俺たちは
bad boy, bad girl





その他の曲では前に出過ぎずに、良いバランスでその他のMCを引き立てているように感じる。M-1「都会陸上 feat. KREVA, Romancrew」。ドラムンベースにシンセを加えたトラック。トラックは好みから外れるものの、Romancrewの面々との掛け合いは聴いていて楽しい。特筆すべきは、将絢がオートチューンを使って歌っている事と、早口のラップを披露している事。

M-2「NEXT LEVEL feat. THE FLEX UNITE, KREVA, SONOMI」。THE FLEX UNITEの2MCは、どことなく似ているフロー。だが、声がハスキーで非常に好み。勝はライミングが上手い。SATUSSY「THE NOVEL」で聴いて以降、非常に気になっていたMCだけに、今回もそれが聴けて良かった。また、SONOMIがフック要員で無い点が面白かった。

明日はどっちや?羅針盤は何処指すか?
マイナスかプラスか その二つさ
生み出すプラズマ いつもフラフラ
手放すな運命 つなぐ手綱



M-4「無くない!無くない! feat. KREVA, L-VOKAL, AMIDA」。これは何と言ってもAMIDAのバースに目が行く。テーマは「無くない話」。AMIDAは「自称ラッパー」における「無くない話」の歌詞なのだけれど、これは面白い。ただ、トラックはシンプルなビートであったため、好みではなかった。

M-5「忘れずにいたもの Remix feat. 千晴, KREVA」。これは特に言う事はない。よく拝見させてもらっているブログでは、KREVAのフローと似ていると書かれていたが、よく聴くと確かにそうだ。ただ、千晴のラップには遊びが無い。そりゃ、KREVAと比較される事自体、本人にとっては不毛ではあるかもしれないが、やはり千晴のラップは少し退屈に感じてしまう。

全てのトラックは、作品タイトルにもある通り熊井吾郎が担当。決して一つには括る事が出来ないような、様々な色のトラックを作る人のようで、非常に面白かった。(AmebreakのKREVAとのセッションを見たが、熊井吾郎という名からは想像できないような細身で驚いた。こちら。)



2009.06.24 追記

Amebreakに、KREVAと熊井吾郎のインタビューが掲載されていた。アーティストのインタビュー記事を見ること自体好きなだけに、十二分に楽しむことができたのだけれど、何よりも驚いたのは、KREVAが共演したい人として、あるまとpunpeeを挙げていた点。くレーベル作品は、これからも尚楽しみ。

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