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ごった記

2010.05.11 | Posted in 音楽

小林大吾「オーディオビジュアル」の包装に使用されているビニールは、いわゆるピロっていないタイプのビニールが使用されていた訳だけれど、このピロ無しタイプのビニールが使用されている作品はすべて廃盤になってしまえ!!

そして、紙のケースに入っている今作品は、その紙ケースとプラスチックケースの密着具合に間違いなく悪意が込められていて、腫れ物に触れるかのように丁寧に取り出そうとしていたが故、聴くまでに15分掛かりました。

つまるところ開封しにくくてたまらないという奮闘記。

次。

環ROY「BREAK BOY」が面倒くせえ。二木信との対談を含めて面倒くせえ。良い意味で。SSWSでの自虐的な環ROYも好きだったが、鋭利なフローとトピックで切り込んでくる環ROYも良い。「BREAK BOY」は全体的に愚直なほどに鋭利な刃物のような刺々しさを持つ。しかし、最後の曲「break boy in the dream feat. 七尾旅人」によってフッと解放された。七尾旅人の歌声とともに鋭利な刃物が刃こぼれした瞬間を見た気がした。更には心が温まった瞬間でもあった。でもまあ面倒くせえ。

次。

Rio「Platinum Venus」が少しだけ良かったよ。AV女優とかそんなのは抜きにして。



どこから仕入れてきたのかは知らないが、52秒辺りの手の動きが見ていて恥ずかしい。ミュージックステーションでジャニーズジュニアがYOYOやってる姿のような恥ずかしさを感じました。偏見の極み。

以上。

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小林大吾「オーディオビジュアル」(特装版)の初手

2010.04.29 | Posted in 音楽

小林大吾の3rdアルバム。特装版は4/17発売。通常版は5/12発売。

小林大吾「オーディオビジュアル」 2010.05.12 小林大吾「オーディオビジュアル」

作中の詩はもちろんのこと、本人によるブログ「ムール貝博士言行録」でも披露されるその独特な文体は、すごくすごくきれいで読み手をほっこりとさせてくれる親しみやすさがある。そして、1stアルバムの頃から作品がおさめられているジャケットにもこの感覚へといざなう要素が詰め込まれていて、作品を手にしてから曲を聴くまでの間、わくわくさせてくれる唯一のアーティストでもある。

今作では、通常版とは別に500部限定の特装版が用意されている。この特装版は本人による手作業で梱包されていて、且つ、手書きでシリアルナンバーが記載されている。この手作り感が絶妙で、玉の付いた茶封筒に封入されているあたりが想像の斜め上をいっていてたまらない。そう。小林大吾に求めているのは「斜め上」感。取り扱い説明書として同封されている冊子の文、「このたびは「オーディオビジュアル」をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。この取扱説明書を隅から隅までよくお読みのうえ、ぜんぶ忘れて正しくお使いください。」でもう俄然わくわくしてくる。もうこの取り扱い説明書は読んでいるとほんとにニンマリしてしまう。中に記載された「注意」なんてたまらない。何度も言うけれど聴く前から本当に「たまらない」。



小林大吾、または、wonderboy

2009.12.09 | Posted in 音楽

タケウチカズタケの「sounds like a love song」に小林大吾が詩を乗せた曲。これが3rdアルバムに収録されるとのこと。タケウチカズタケの2ndはなんだかんだで購入せずにここまで来てしまったため、トラックを含めて初めて聴いた。小林大吾がこれほど派手なトラックに乗るのを初めて聴いたが、これが抜群に良い。恋をしてしまう男の曲一つ取っても、その詩のアプローチが独特で凄く良い。



テーブルに置いた魔女のリセットボタンを
いっそ押してしまいたいと何度手を伸ばしただろう
叩き付けるようにして振り出しに戻すことができたら
晴れやかな日々をまた始められるはずじゃないか
たったそれだけのことがどうしてもできないのは
この先二度とお目にかかれない輝きがここにあるからだ
魔女は腹を抱えて笑うだろう
今までそいつを押せたやつなんて一人もいやしないんだ



別の話。

wonderboy「銀河鉄道の夜」をYouTubeで聴き、手売りでしか音源が出回っていないことが判り、そこに「世界征服やめた」のライブ映像が追い打ちを掛けた。「銀河鉄道の夜」は、男の夢である「銀河鉄道のレールを作る仕事」という、幻想そのものではなく、幻想への橋渡しをするための現実的な仕事が、この世界観へスッと入り込まさせてくれる要因となっている。且つ、このトラックの音使いが、宇宙の片隅で仕事をしている姿を容易に想像させてくれて、そこに展開される仕事をしている男からの手紙と、帰りを待っている女からの手紙のやり取りに、正直なところ2番の中盤当たりで既に涙ぐんでいた。



「世界征服やめた」は、アカペラで言葉を放った後、女性の歌声とともに流れるトラックへと繋がっていく構成に、ずずっと引きずり込まれる。「もしもお前が世界征服しに行こうって言ったら履歴書もスーツも燃やしてすぐにでも太平洋に繰り出したよ。なのにそういう日に限ってお前はメールをよこさないし、貸したCDも返ってこないままだ。俺はお前がそう言ってくれるのをずっと待っていたっていうのに。」と放った時の熱量が凄くて、このライン自体も何だか自身の幼心とも交錯して、やや目頭が熱くなった。



手売りだけなんて勿体無い。

以上。

小林大吾「1/8,000,000」の感想

2009.12.09 | Posted in 音楽

3rdアルバムの発売が控えている小林大吾による一作目。

小林大吾「1/8,000,000」 2005.06.10 小林大吾「1/8,000,000」

2ndアルバム「詩人の刻印」の記事で、「語り口調で淡々と言葉を吐き出す」と表現した。しかし、その表現はこの1stにこそぴったりだ。1stが「淡々と言葉を吐き出している。」と表現するのであれば、2ndでは「楽しげにビート上で遊泳している。」と言える。「淡々」と表現したが、決して退屈と感じる事は無い。一度その歌詞に耳を傾ければ、すぐさまその世界に引きずり込まれる。

以下、引用含有率80%。

M-1「エイミーと尨犬/amy tongue feat. Takatsuki」。舌をエイミーと名付け、鋭利な言葉で多くを傷つけてきたエイミーの話。本曲では喉の奥に閉じ込められていたエイミーを、「言うべきことがいくつかある」と言い自らその扉の鍵を開けてエイミーを外に出すところから始まる。この入り口でもう心が鷲掴みにされた。

言いたいことはいくつある?
ひとつしかないなら、言わずに黙っておくほうがいい。
手に余るほどもっているなら、その大半は考えるだけムダだ。
言いたいことはいくつある?
ひとつもないなら、舌はいらない。
口のなかでペットみたいに大事に飼いつづけてみても
いずれはことばとともに腐ることになる。



聴き進めて行く中、特に面白かった曲が、M-4「鉄工所の夜/two scraps have a break」。その歌詞も勿論だが、小林大吾の声が加工して収録されている。それは本当に、静まり返った夜の鉄工所からうねりを上げる機械のように。

あたらしい部品に取り替えろって言うんだろう?
仮に百歩ゆずってカチッと取り替えてみてもいい、だがそうするとその次はなんだ?
さいしょが指なら次は腕か?その次は脚か?最後は脳だ、そいつはもう別人じゃないか?
ようするに事実上のお払い箱ってことだ、このままじゃダメだっていうんならな。


そもそも鉄クズ2体が向き合って真剣に話し合うことかコレが?



M-10「砂金/gold dust feat. toto」もまた面白い。今まで通り過ぎてきた物事に対する視点。放っておけばひそやかに消えてしまうけれど、ただそのまま川へ流すには勿体のない掬い上げた砂金に似ているとして展開される本曲。何だか深く考えさせられるけれど、小難しく嫌な気持ちに全くならないのは、小林大吾とtotoによる丁寧なポエトリーによるものだからだろう。声質も凄く良い。

左利きはいつからか右利きになった
ものにふれるときの手つきがなんとなく変わり
世界を見るためのピントがほんのすこしだけずれた
手のひらを大きくひろげて見つめればおもう


いつの間にか入れ替わったこの手は誰のものだろう?



M-11「棘/tweezers」は、収録曲中で最もトラックが主張している。小林大吾の吐き出す言葉に華を添える。

すいませんちょっと火を貸してもらえませんか
目を引く事件はありますか、ときどき錯覚したりはしませんか、
紙面をいろどる事件の数々がどれもこれも
例外なくじぶんに関するものであるとでもいうような?
そうしてときどき想像したりはしませんか
いつだかの些細なあやまちが紙面のすみを控えめに埋めていたとしたら?



小林大吾の曲はどれも歌詞カードを片手に聴くと、本当に面白さが増す。この面白さをなんとかして明文化したいと試みてみても、どうしても陳腐なものとなってしまうため、早々に歌詞の引用という形で逃げることにした顛末がこれ。もうどうしようもない。

小林大吾「詩人の刻印」の感想

2009.05.26 | Posted in 音楽

2007年に購入した作品の中で最も衝撃を受けた作品。

小林大吾 / 詩人の刻印 2007年発売 小林大吾「詩人の刻印」

小林大吾はSSWSで優勝した事もあり、名前だけは知っていた。前作「1/8,000,000」が欲しくて、気になってはwenodのHPを覗いていたのだけれど、いつも品切れ状態で購入しないままなんだかんだで2ndである今作が発売され、今度こそはと思い即購入。

これは凄い。カリオストロのDEJIが「詩人とラッパーの違いは何ですか宇治田みのる」というラインを口にしていたけれど、今作を聴いてしまうと、確かにそのような疑問に駆られてしまう。詩人で言えば、SUIKAでtotoのポエトリーを聴いた事があったけれど、それ以上の衝撃だった。

ポエトリーリーディングというものに触れたことが無く、「たんたんと詩を読んでいる」という認識でしかなかったのだけれど、SUIKAを聴いてその印象がガラッと変わった。そして今作でも同様に、詩を読むという中にも実は一定のリズムがあるのだと気付かさせてくれた。

基本的には、ビートを外す事無く、語り口調で淡々と言葉を吐き出す。だが、M-2「手漕ぎボート/helmsman says」のサビで見せるように、ひとたび音に乗り出すと、その小気味良さたるや言葉にならない。声質からしても非常に耳当りが良い。

また、当然の事ながら、歌詞カードを片手にじっくりと聴くと、二倍にも三倍にも面白みが増す。

M-2「手漕ぎボート/helmsman says」より

電気の消えた部屋で鳴る発信音のあと留守電に
神様から吹き込まれた短いメッセージいわく
「もうちょっとましな舵の取りかたはないの?」
あんたが用意した船にはついてなかったよ舵なんか


M-8「蝸牛の憂鬱/miles away」より

右手には冷たいピストルがある 左手には温かい愛がある
驚いてピストルを投げ捨てる 「落としましたよ」と
親切に拾ってくれた人の てのひらには愛がのっている



一部のみ抜粋してしまうと別の意図のように見え、本来の目的とは別の解釈が生まれてしまう可能性があるかも知れないけれど。これらに限らず面白い歌詞がふんだんに盛り込まれている。

そして、M-11「話咲く種をまく男/no kidding」を聴いた時に、鳥肌がたった。曲の後半、ビートに乗り、跳ねるように言葉を吐く小林大吾の格好良さたるや、言葉にならない。

最初にも記したけれど、2007年に購入したCDでは、郡を抜いてお気に入りの一枚。

M-2「手漕ぎボート/helmsman says」


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